触診&超音波検査&血液検査
そして前病院のデータを確認してから、今度はわたしの首を触診&超音波で診てくださいます。
前の病院の先生は、触診はからっきし何も分からないって感じでしたけど、N先生はすぐに「イテテテ」ってなる、ちょっと硬くなってる場所を探り当てられるし。
超音波の機械は、診察室内のすぐそこのベッドのところにあって、超音波の画像は私も一緒に見ることができます。
超音波だって、前病院では技師さんがされた超音波画像を見るのみで、先生は直接やってくれたことはなかった。
N先生はすごく丁寧に、超音波のモニターでリアルタイムに写されているものを、分かるようにわたしに説明してくださいます。
「ここにあるねー」
「思ったより大きいねー」
「やっかいな場所にあるねえ うーん うーん これは手ごわいぞ」
あの痛い針生検ふたたび
針を刺して細胞を取り、悪性のものなのかどうか、悪性として、そのがんの種類はどうなのかを調べる検査は前の病院でもしていましたが、「念のため、こちらでももう一度させてくださいね」とのこと。
痛みに弱くて、前病院ではこの検査で倒れてしまったことを申告して、いざ検査にのぞみます。
先生は超音波を見ながら腫瘍のところに針を刺そうとするわけなんですけども。
「んっ、どこだ、針はどこだ!」
って言われるんで、もうそれはそれはめっちゃ怖かったです。先生、針はここに、もうわたしの首に刺さってるよ。。。
「もう、カッチコチだな!」
がん化した部分は固くなっていて、針が刺さらないらしく。。。
案の定、わたし、苦しくなってきて、息がもうスーハースーハーとなってきて、これ倒れる、って感じに。
それで、「もう中止だ、やめよう」って、先生は針を抜かれました。
後日、この時の検査は結果が出なかった、でも、前の病院の細胞診の結果で、甲状腺乳頭がんであることはおそらく間違いはないだろう、とのことでした。
この日の先生の診断で
そして、前病院の検査結果と、この触診と、超音波の結果と、その後の血液検査の結果からしてなんと当日夕方のうちには、、、
「進行性の甲状腺癌」と言い渡されました。
甲状腺乳頭がんというのは、進行の遅いおとなしいガンであることがほとんどだけれども、まれに進行性のものがあると説明をうけました。
N先生はできるだけ早いところで手術の予約をしようとあたって下さり、この初診の日にはもう、11月13日に手術ということで決定しました。
しかも、難しい手術になるから術後のしっかりとした観察が必要と、集中治療室の予約も手配されていました。診察室の助手さんや看護師さん、「集中治療室の予約って?どうすやったらいいんですっけ?」って若干ポカーン気味だったので、たぶんわたしみたいなケースって、あんまりなかったんだと思います。。。
前病院では、「すごく進行の遅いがんで、半年放置しても大丈夫なくらい」って言われたのに。
まるっきり違う。。。
ぞっとしました。
ていうか、その時の気持ちって、ぞっとしたとかそんな一言では表せないですよね。いろんな感情が複雑に込み入ってた。
わたし、そんなつもりなかったよ。そんな、進行性のがんって。
わたしどうなるん?
ものすごくショックを受けて、カーシェアの車で病院まで来たものの、帰りはわたし、運転できるだろうか?っていうくらい動揺してました。
初診でここまで言われると思ってなかったので、この日は家族も誰も付き添いなし。わたしひとり。
たしか、院内のカフェに入って1時間くらい休んで、「正気に戻れたぽいな」って思えてから帰宅の途についたかと。
次回10月28日に受診して検査となりました。
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