わたしはひとり暮らしで、夫も子どももいませんが。
でも同居ではないけれど、車を走らせて1時間ほどのところに両親がいますし、同じ市内には兄、義姉がいます。きのうは義姉がお見舞いに来てくれました。
仕事をしているので、職場には仲間がいますし、入社20年と、けっこうな年数が経つけれど、ずっと気にかけてくれてる同期の友達もいます。
カープ女子友達は、今年の夏、うちのすごく近くの新築物件のマンションを購入することになって、ご近所になりました。
幼稚園からの地元の友達も、それぞれ車で1時間くらいのとこに住んでて。
大学のときからの友達とは、仕事上の気遣いとかしがらみも関わってくるつながりとはまた違って、ただただ、好きなんだから、一緒にいると楽しいんだから仲良くしてたい、っていう気持ちでずっとやりとりがあるところ。
家族にはあらゆる面で、友人には心理的な面で、ほんとうに助けてもらいました。
助けてくれた人たち
今回のことでは、家族や友人には本当に助けてもらい、なんとかここまでこれました。
入院や、術後のそんなに具合の良くない通院には、家族に送り迎えしてもらいました。
もろもろ、検査結果や手術内容の説明には家族に同席してもらい、あとで私が不安になっても、「こういう説明だったし大丈夫だよ」と、主治医の説明を私の代わりに覚えていてくれたし。
「もしも実家に頼れなかったときは、受診のとき同席して聞いてあげるよ!」と友達に言ってもらえたのは、すごく安心しました。
友人に自分の心境を聞いてもらって、私が根拠ない不安にはまっていきそうになっても、聞いてもらうことでまた浮上できたし。
がんの治療をする間、家族がいなかったら?自分のことを打ち明けられる友達がいなかったら?どんな状況になってしまってたか、想像すると怖いです。
ひとりじゃ生きられない
健で元気でひとり暮らししてると、「あーひとりって最高!」って思っちゃったりします。なんでも自由。何してもOK、やらなくてもOK。生活してて誰かの行動にいら立つということも皆無。
それが、入院や手術となれば。もしも付き添ってくれる誰かがいなかったら?
がんだって言われて動揺してる中、ひとりっきりで主治医の説明をちゃんと聞き取れないと思うし。
精神的に凹んでるところを、入院に必要な身の回りの荷物を詰め込んで、ひとりでタクシーで向かわなきゃならないとか。そんなのわたしには無理だったと思う。
手術翌日からご飯は食べたんだけど、首を真下に向けるということができないから、歯磨きを家族に手伝ってもらうこともありました。これは看護師さんにやってもらえるのかもしれないけど。。。
痛いとか身体が辛いとか、今後についての不安とか、聞いてくれる誰かが近くにいなかったら、それをずっとひとりで、ぐるぐる、グルグル、際限なく考え続けることになったんだろうなと。それ辛すぎです。
甘えていいと思える、信頼できる人たちが付いててくれて、ここまでこれたと思います。病気のことを打ち明けられるような関係でいられたから、今こういう自分でいられる、みたいな。
人のつながりっていうのはほんとにかけ値なしで、このつながりがなかったら、わたしはどうなっていたかわからないです。助けてもらった分、みんなを大切にしたいです。