不安でいっぱい、のち、正気に戻る

きのうは、術前の検査一式、気管浸潤がないかどうかの検査、そして術前の説明がありました。

主治医から聞いたことがだいぶ衝撃的で、きのうの夜は気持ちがどうにもならなくて、LINEしまくってました。そうやってたら、なんか落ち着いてきて、今日は普通の人に戻れました。。。

絶食して午前中は術前の検査。お弁当を持っていくには、朝家を出なきゃいけない時間が早すぎて、検査後にカフェでモーニングしました。このチーズトースト食べてたときはすごく平和だったなー。

採血、心電図、レントゲン、肺活量の検査をやって、肺活量の検査ではなかなかの好成績だったから、運動の成果だね!って気を良くしてた時間帯です。このモーニング食べてた時は。このあとの気管の検査でも、粘膜まで浸潤してないことが分かってひと安心だったし。まだ1日前のことなのになつかしやー。

このあと、主治医の説明を受けて、どっと疲れることになりました。

わたし、けっこう癌は広がってたそう。はじめ、ステージ3て言われて。まじかーってなって。だけどですね、この進行度の基準に、45歳以上かどうか、っていうのがあって、45歳以上ならステージ3、45歳いってないとステージ1の状態に当てはまるそう。

先生、なぜかわたしのこと、50歳だと思っておられた。。。

同じ状態でも45歳が分かれ目になってステージ1なのか3なのか変わる、ってのも謎だし、わたし44歳なのに先生に50歳と思われたのも謎。そんなに老けてるんかーい。

そして、わたしのは、がんができてる場所が良くないためにすごく難しい手術になると。

甲状腺とリンパ節を摘出するにあたって、いろんな大切なものを傷つけてしまう恐れがあり、乳び(にゅうび)が漏れたら窒息したりするとか、反回神経麻痺になったら声が出ないとか、副甲状腺を残せずに摘出してしまうことになったら低カルシウム血症で手足や顔がしびれたりするとか(@_@)

怖すぎるー。

会社に病休の申請したいから、今の段階でも診断書もらえるんだったら欲しい、ってお願いしたら、

よくある甲状腺の手術だったら、1週間入院して、1週間療養っていう感じの説明して、診断書も書くけど、あなたの場合は手術してみないと、いつ退院なんて言えません、って強めに言われてしまいました。(こんなに難しいって説明したのに分かってないなー、的に怒られ気味でした。。。)そういうわけで、診断書は追って提出することに。

術後の放射線治療もあるそうです。どんぐらいの放射線を当てないといけないかによって、ちょっとの量で良ければ薬みたいに飲んで終わり、がっつり当てないといけなかったら県外まで行って頑丈な病室に閉じ込められて何泊かする、とからしい。取りきれなかったがんがどれくらいあるかによるから、手術した結果でということで、今はわからないです。

怖いけど、やばいものたちに対しての対処も説明してもらえてて、
・乳び(にゅうび)がもれたら、乳び管は、しばってしまう→そんな、大事な管をしばったら、私どうなっちゃいます?→どうもなりません
・左の反回神経は危ないけど、右の反回神経はおそらく大丈夫。片方あれば声は出にくくなるけど、でも声が出ないってことはないでしょうと。左の反回神経麻痺が残っても、そこの神経になんか沿わしてなんとかするやり方があるそう。
・手足や顔がしびれるのは?→ビタミンD剤などの投与で治る
・放射線治療って痛くないの?→別に痛くないです。

…とかの説明を聞いたことを思い出して、LINEでおしゃべりしているうちに正気に戻ってきました。LINEやってる間に、頭の中がすこーし整理された。

ステージ1とか3とかについては、甲状腺がんに関しては、あんまり意味ないというように私は理解しました。あれは癌の進行度の尺度であって、3のほうが命が危ないとか、1なら命が危なくないとか、そういうことではないと。

それよりも、甲状腺がんのどの種類のやつにかかっちゃったかっていうのがすごく問題で、予後のいいことが多い「乳頭がん」ってやつだと、ステージ4でも長生きできることがあるし、「低分化がん」っていうやつだと、ステージ1でも1年以内に命を落とすかもしれないって言われました。

けど、自分のは「乳頭がん」の可能性が高いけど、ただ、乳頭がんにもまれに、進行性のやつがあって、わたしのは進行性のものかもっていう見立てでした。うー。

ステージ1だろうと3だろうと、癌の種類がなんだろうと、進行性だろうと、難しい手術だろうと、自分には頑張れることは特にないので、先生に手術をしてもらい、その時を待つのみです。

あ、でも、できるだけ気持ちが楽になるような過ごし方をするようにしよう、とは思いました。別居だけど頼れる家族に、頼れる友人がいるので、気持ち面はなんとかできそうです!

そういえば、自分なりにできることもしました!病院を変えて、いまの信頼できる先生のとこにたどり着いたんでした!やっぱり私、がんばったな。

 

めったに聞かない単語をたくさん使った長文になってしまったけど、書きたいと思った気持ちの半分以上は、自分のためです。ここまで読んでくださった読者さま、ありがとうございます!

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