2週間後に、放射線治療があります。
入院せずとも、外来でできる放射線治療です。
注射を1日1本ずつ2日、放射性ヨウ素をカプセルで飲むのに1日と、3日間連続で通院。その3日後にまた病院に行って検査。これだけでおしまい。
甲状腺全摘の手術を受けた患者さんだけに意味のある治療なんだそうです。注射は筋肉注射だから痛いらしいんだけど、放射線については、カプセル飲んで終わりらしい!なんかとっても楽そう^^
[h1 text=’最後の晩餐はシーフードミックスで’]
この放射線治療、「アブレーション」と呼ぶそうなんですけど、この治療を受けるためには、2週間前からヨウ素を食事で摂らないようにする必要があって。
これ、ヨウ素の食事制限前の最後の晩餐。冷凍シーフードミックスでつくったペスカトーレ。スパゲティがなくてサラダ用ペンネで代用してるけど。魚介にはヨウ素たっぷり入ってるんだって。
ヨウ素て何?って感じですよね。
[h1 text=’甲状腺ホルモンは、ヨウ素からつくられてる’]
ヨウ素って栄養素で、海藻とか、魚介とかに入ってるんだって。で、これを甲状腺で取り込んで、甲状腺ホルモンができるらしいです。ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料、的な。
甲状腺ホルモンて、代謝を上げるホルモン。熱を作ったり、元気出すのに必要。わたし、甲状腺全摘したので、今は自分の体で甲状腺ホルモンつくることできずに、お薬飲んで身体に入れてます。
甲状腺全摘したんだけど、細胞レベルで微量の甲状腺はどうしても残ってしまうらしい。この微量に残った甲状腺に、再発や転移しないように、放射線をあてるというわけなんだけど。
放射線を帯びたヨウ素のカプセル飲んだら、甲状腺がヨウ素を取り込むから、微量に残っちゃった細胞レベルの甲状腺にうまい具合に放射性ヨウ素が集まってきて、放射線があたるというわけらしいです。
身体の中の臓器でヨウ素を取り込むのって、甲状腺だけなんだって。
先生のお話聞いてて感動しちゃいました。こんなにうまい具合に、放射性ヨウ素のカプセルを飲むだけで、甲状腺だけに放射線があたるなんて!
しかも、1回きりでこの治療は終わるそうです。すごくないですかー?何度か通うって思ってたのに。びっくり。
[h1 text=’食事制限のこと’]
この治療をするためには、2週間前から食事でヨウ素を摂らないようにして、身体の中にはヨウ素がない状態にしておく必要があります。
これから食べられないものは、ざっくり言えば魚貝と海藻。魚貝と海藻にはヨウ素たっぷり!なんだって。
意外に魚貝由来だったり海藻由来だったりする食べ物ってたくさんあって、だしがダメ。なので和食がけっこうダメ。おでんも、だし入りの味噌汁も。
こんにゃくも、ようかんも、海藻由来の原材料で固めてあるらしい。赤い着色料も海藻由来のことがあるとダメで、福神漬けとか梅干しも。あと、海藻由来の添加物(増粘剤)を使ったアイスクリームとかコンビニスイーツもダメ。
たったカプセル飲んで終わりでできる治療だから、これくらいのがまんは余裕のよっちゃんではないでしょうか。2週間の食事制限がんばりまーす。