甲状腺に腫瘍ありと指摘された時に「どうか闘病ブログに移行しなくてすみますように!」とか書いてたんだけど、自分の願望どおりとはいかず、このブログはしばらく闘病ブログになっちゃいます。
せっかくなので、っていう言い方はちょっとおかしいかも?だけど、せっかくなので、今この時、この日のことを、9年間も続けてきてなじんでるブログに記録していきたいなあって思ってしまいました。
[h1 text=’これからも同じペースで日記をアップするつもりです^^’]今や2人にひとりは癌にかかるとかよく聞きますよね。
このブログにはユニークアクセスでカウントすると1日約800人くらいのアクセスをいただいてまして。すっごく単純に考えちゃうと、このブログを訪問してくださる800人のうち400人の方は、これから癌の闘病を経験されるor経験済み、ってことに。
これまでにも、コメントや問い合わせフォームで、元がん患者さんやご家族が闘病された方から励ましをいただいたり、甲状腺癌にまつわるけっこう具体的な経験から「大丈夫」って言っていただいたり、そういうので私、ほんとに助けられてまして。ブログしてて良かった、がんのことエントリーして良かった!って思いました。
自分も助けられてますし、読んでくださる約半分くらいの方には自分が感じたこととか、経験したこととか、ご参考になるかもしれずだし、最初に書いたように単純に書いておきたい、っていうのもあります。
あんまり楽しい話題ではないんだけど、これからも書いていきますね。
[h1 text=’本題の、病院を変えた話’]写真はとある日の、検査でめっちゃ疲れた自分を癒すために入ったカフェで。うまうまのパンケーキ◎
この前お弁当日記でもちょっと書いてたけど、がんと診断された後に病院を変えました。
結果、病院変えてほんっっっとに良かったです。
前の病院の先生の最初の診察で、「健診のときの診察で首を触ってもらったら、自分でも気付かなかった痛いところがあって。。。でも、今また自分で探すと、どこが痛かったんだかわからなくなってるんですよねー」って話したら、甲状腺のあたりを触っていただけたんですけど。
その先生、「ん?どこですかね?これですかね?健診でけっこう強く押さえられたんでしょうかねー???」って感じで、触診ではわかってない感じありあり。その後も、触診していただくことは結局ありませんでした。
病院変えて、今の先生は、しっかり触診されて、少々わたしも痛がったりとかもするわけなんですけど、「これだね、あーここにもあるね、大きさは〇〇cmくらいだね、痛いのは増殖力があるやつだから心配だね」って!
あと、前の病院の先生にものすごく不安を覚えたのは、たっくさんの検査を受けたのに、検査の数値だの画像だの、ぜんぜん見せてもらえなかったこと。結果説明のときに同席された、緩和ケア担当の看護師さんに「何か聞いておきたいことがありますか?」って聞いてもらえたから、「検査の数値や画像を見たい」って言えて、やっとのことで見せてもらえました。
「これは見てもらってもわからないかもしれないんですが…」ということで、見せてもらうけど、確かに見せてもらっても何が写ってるんだかわからなかったです。
[h1 text=’変えた後の病院の先生には、ついていける!’]前の病院での最後の診察は、遠隔転移がないかどうかの検査(PET−CTというもの)の検査の結果説明だったんですけど、遠隔転移なし、甲状腺と左リンパ節への転移のみ、との診断。
その時の捨てゼリフ(いや先生ご本人にそのつもりはないでしょうが、ワタクシ的には捨てゼリフって言っちゃいます)としては、「進行の遅いがんで、半年くらい放置しても大丈夫なくらいの癌」と、私を安心させるようなことを言ってくださいましたが。
今の病院の先生は、進行は早いかもわからない、気管と肺に転移がないかはもう一度調べたい、とのこと。
前の病院から転送されている検査の画像を、わたしにしっかり見せてくださって、その画像から分かることについての説明が、これがまたよく分かるの!
前の病院では、検査技師さんがしてくださる超音波の検査はあったけど、医師の先生が直接、超音波を使って診察してくださることはなかったんですよね。
今のところは診察室の中に超音波の機械が置いてあって、超音波の画像をリアルタイムで一緒に見せてもらいながら、「ここにこれくらいあるよー、触診では小さく感じたけど、奥のほうに向かって大きくなってるねー」などと、自分の状態がとてもよく分かる説明をしてくださるの。
分かりすぎてビビるということももちろんありましてですねー。その超音波の画像みながら、「ううーん、ここかあ、手ごわいなあー」「やっかいなとこにあるなあー」とか言われるんで、大事な傷つけるといけないやつの近くにあるらしく、うわ、やばい手術になるのか、コワー、ってなります(@_@)
前の病院では、甲状腺と左のリンパ節、っていう情報しかわからなかったから、具体的にどこ、なんて知らなかったですから。
自分が前の病院で受けた検査の種類とか、その診断とか、今の先生がいちいちディスっておられるのは今思い出してもウケます。今では家族で、前の病院でのこと「あの先生、素人じゃね?」ってなってます。
前の病院で、手術する日を一度は言い渡されたんですけど、それに流されずに強い決意で、病院を変わって良かったです。
もしも、事前に病院変えたいって強い意志なく結果説明にのぞんでいなければ、告知をうけたあの精神状態では、「手術は〇月〇日ですけどいいですか?」って言われて、そのまま受け入れてたかも。
わたしは結果的にはセカンドオピニオンという方法ではなくて、別の病院に初診でかかって主治医を変える、という方法になったわけですけど、もしも、読者さまががんと言われてしまった時、セカンドオピニオンってやった方がいいと思いますよ。こんな例もあるということで。