甲状腺癌治療経過③ 転院してから手術が決まるまで

もうすぐ術後半年がやってきます。

手術で切ったあたりの麻痺してる感じもかなり減ってきて、傷あともきれいになってきました。

今日みたいに、ほとんど元通りのクビになる日が来るとは。執刀医はほんとにいい先生だったんだな。半年近くなって、さらにそれが分かります。

過去の記事はこちらです。

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まだ検査残ってたけど、速攻で転院先に予約

がんの診断をもらったんですが、検査結果を聞いてもよく分からないし、画像も「見せて欲しい」って言ってやっと見せてもらえる始末だし、主治医に対しては不安が大きくなって転院を決心しました。

でも、転院すると心には決めていたけど、甲状腺とリンパ腺にまで転移してたガンが全身のどこかに遠隔転移していないかどうかの検査を予約できたため、その後もまだその病院にかかってましたが。

この頃に差しかかる前、9月に、久しぶり、4年ぶりに会う大学の友達いましてね。

自分は、ガンだった、っていうことを、なかなかひとりで抱えることができなくて、9月に同窓会キャンプをした仲間に打ち明けて、いろいろ聞いてもらってたんです。

その中にいたのが、その4年ぶりに再会した友達Kちゃん。Kちゃん自身、医療機関で事務の仕事をしてるんですけど、10万人にひとりとかの、すごく珍しいガンが見つかり、年末に手術をしてからの、この9月の再会だったんです。

その友達も、主治医が変わるということを経験してて。はじめの主治医に対して思っていたことが、わたしが経験したこととそっくり。

わたしの転院の決心も後押ししてくれたうえ、遠隔転移の検査結果が出てから次の病院を予約しようとしていたのを、「すぐに予約が取れるとは限らないから、最後に結果を聞きに受診する日がもう分かってるんだったら、明日すぐ予約の電話してみたら?」って言ってくれました。

そのアドバイスをもらえたおかげで、10月24日にB病院を卒業、その翌日25日にはA病院を予約でき、すぐに次の病院で診てもらうことができました。

大きな病院って、予約の電話しても、すぐには診てもらえないですもんね。1週間前に予約の電話をすることができました。

A病院は、わたしが最初に乳がん検診を受けて甲状腺の異常を見つけてくれた病院。

検診のときに診察室に入ってから、ものの3分でそれを見つけてくれた先生のいる病院です。

なんとA病院の地域連携室さんからあらかじめ、B病院に、私のカルテのデータを転送するようにかけあってくれていたそうで。

B病院の主治医、「A病院にデータ転送を依頼されたんですか?」って私に聞いてくれて、それで初めて私もA病院がそこまで依頼も済ませてくれてたんだ、と知りました。これだけでも、A病院に変えてよかった。。。って思えました。

A病院での診断と手術日の決定

A病院の初診が10月25日で、この日の検査で手術の日取りが決定と、すごいスピードで決まっていきました。

10月25日 初診

担当してくれる先生が、あのとき乳がん検診で見つけてくれた先生だったらいいのにな。。。って思ってたら。

その、N先生の診察室に通されました。ここでかなりホッとしました。N先生はわたしのことは全く覚えておられませんでしたけど。

N先生は、前の病院からのデータを見ながら、前の病院の検査や所見を少々ディスっておられるので、自分の不安は的中ってことだったのか、って思いましたよー。

わたしが前の病院でやった検査としては、血液検査、レントゲン、CT、針生検、MRI、PET−CTなんですけども。

「もうなんでも検査やってるねー」
単純CTなんかじゃだめだろー、造影CTやらなきゃ
「はーっっ(ため息)、血液検査では甲状腺ホルモンの値は検査しましょうねえ」

N先生の言葉じりからするとどうもですね、やらなくてもいい検査をやってたり、やらないといけない検査をやってなかったぽかったです。

甲状腺の病気なのに、血液検査で甲状腺ホルモンを調べてないなんて、素人ながらそれは変だって思いましたよ。

前の病院の最後の検査、遠隔転移がないかどうかのPET−CT検査も、結局画像を見せてもらえることはなくて、こちらの病院のモニターで初めて全身に転移がないかどうかの画像を見せてもらったっていうね。

前の病院ではPET−CT結果で「甲状腺とリンパ節への転移のみで、他への転移はありませんよ」という診断でしたが。

こちらの病院のN先生は、この画像を見て、気管への転移はないのだろうか、と非常に気にしてくださいました。

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